今週末、
ロンドンではOpen Houseという
普段は閉まっている公共機関や銀行が
一般市民に開放されるというイベントがありました。
一応法曹の我々としては一応行くかということで一応行ってきました。
Royal Court of Justice
裁判所です。
法廷は意外に小さく、
傍聴席と裁判官の間が非常に近い。
特に印象的だったのは傍聴席が階段式になっていて
一番上の席だと裁判官と目線が同じになってしまうというのと
被告人が裁判中にケージの中に入っているということでしょうか。
いずれも日本ではちょっとありえなさそうです。
来館者に台本を配って演じさせる模擬裁判などもあり
大変面白かったです。
刑事事件については基本的な流れは日本と同じようですが
カツラばかりは意味不明。
位によってかぶるカツラも異なるようで書記官らしき人に至っては
小皿サイズの毛を頭にのせるだけという
もはやイジメのような仕打ちです。
財務省や金融庁に行っても面白いかなと思いましたが
やはり裁判所で正解だったと思います。
建物も法廷も重厚で趣きがあって
いかにも重要なことが行われているというドラマチックな感じが
素敵でした。
でも、
私は日本のあの
事務的で簡素な地裁に宿る
不思議な静謐感
も
とても好きです。