サントリーニの観光といえば火山
だそうなので、
船に乗って火山に行こう!
と盛り上がりホテルの人におすすめの船を聞いたところ
暑いし疲れるし茶色い土があるだけだからおすすめしないわ
と言われ
暑いし疲れるし茶色い土があるだけならやめとこう
とあっさり予定変更。代わりにクルージングを紹介してもらいました。
火山観光に比べると若干お高いものの、まさにエーゲ海クルーズでとてもよかったです。
カタマラン(↓)に乗って
カタマラン
クルージング。
たまにシュノーケリング。
火山近くの温泉が湧いている場所で泳いで、
ランチ。
火山+温泉ポイント
ところどころ暖かい
J君
大人になるって素晴らしい。
同乗者も我々を含めて6人と少人数のうえ、仕込みかと思う程にエーゲ海の似合うフランス人熟年カップルと気のいいオージーカップルで、フレンドリーに談笑しつつ、かといって騒々しいわけでもない絶妙な距離感でのクルージングでした。
同じ船でも違う便はちびっこを含めた総勢12人だったようなので、ラッキーだったともいえます。
海水は結構冷たいです。透明度も高くなく海の中も見るべきものはとくになさそうで、エーゲ海的には船の上でジリジリ焼いてクールダウンのためにちょっと泳ぐ、というのが正解の様子。
アランドロンの「太陽がいっぱい」を彷彿させますね。
初めてこの映画を観た時は若かったというか幼かったので、なんて退屈そうなんだと思っていましたが(船の上でごろごろするクルージングのシーンが)、大人になるとその贅沢さが分かりますね。単に色んなエネルギーが失われただけのような気もしますが。
そういえば、前回、ギリシャを訪ねたときもエーゲ海クルーズに参加しました。
1人で。
島を巡る1日クルーズだったので、今回のようなカタマランではなく、大きな客船できちんとした食事が楽しめるようなものでした。
私は1人参加だったので食事は申し込まなかったのですが、その日は海が荒れに荒れ食事どころではなさそうな模様。
放っておくとテーブルの上のグラスやお皿が全て落ちてしまうので、みんな一生懸命押さえながらなんとか食べようとちょっとしたコントのようになっていたのですが、そのうち食事自体がキャンセルになり、そうこうしている内に気分が悪くなる人が続出。
新婚旅行中と見受けられた日本人女性は、夫に早速そんな姿は見せられないと思ったのかなんなのか、クルーの静止も聞かず荒れ狂う海のデッキに走り出ようとして数人で取り押さえられていました(「死ぬぞ!!」とか言われてた)。
そんな様子を傍目で見ながらベテランらしき日本人添乗員さんが
「あら〜、今日はエーゲ海ならぬゲーゲ海ですね。」
などと言っていました。上手い。
1人でエーゲ海クルーズなどに乗るとそういうことしか覚えていないわけですが。
そんなことを思い出しながら、
この日はホテルのレストランでサンセットを見ながらディナー。
強風であっという間にお料理が冷めてしまったのには笑いましたが、なかなか美味しかったです。
まだ続く。