2011/07/17

dissertation

今は来月末の締切に向けて

鋭意卒論執筆中

という時期なのですが、

いかんせん2人とも基本的に勉強嫌いなので取りかかるまでが大変。

ちょっと自転車に乗ってみよう(路上で自転車を貸すサービスが去年から導入)




とか

せっかく自転車に乗るなら公園を散歩してみよう


掴まれるチンクエチェント


 離れるとこんな感じ


とか

Somerset houseにゴッホの自画像見に行ってみよう(常設展示。今までもずっとあった。)


背景に浮世絵


とか

ちょっと橋渡ってPimmsでも飲むか(ジンベースの英国の夏の飲み物)


拾ってきた画像
キュウリが入っている


とか

ちょっとだけ靴見に行く?(JermynSt. 英国トラッドのお店が立ち並ぶ靴好き(J君)の聖地)


直近の戦利品


とか

前から気になってた1人しゃぶしゃぶ行ってみようよ


15ポンドくらい
美味しくはない


など

家を出たはいいけどなかなか図書館に辿り着けません。グリム童話のようです。


(辿り着けない)イメージ
交通博物館にて撮影


目的地Maughan Library


そんな折、大学からメールがありました。

今更いうことではありませんが、締切は8月26日16時。1分たりとも遅れたものは受領しません。

この時期、あまり論文が手に付かないことを見越したかのようなこのメール。

最後の夏休みに浮かれているのは我々だけではない模様。

2011/07/16

Greenwich

お天気がいいときに

Greenwich

行ってきました。

グリニッジ標準時(GMT)のあれです。あれロンドンなんです(知らなかった)。

テムズ川を下って行くリバークルーズがあるので

観光客に混じって1時間。トコトコ行きます。

 Westminster Pierから

 これがロンドンブリッジ
かと思いきやこれはタワーブリッジ。
隣にあるなんの変哲もない橋がロンドンブリッジ。
意外と間違えている人が多いようです。
とある米国人投資家なんて間違って買ったとか買わないとか。




グリニッジ天文台にはプラネタリウムがあると聞いていたので

世界に名だたる天文台のプラネタを

それはそれは楽しみにしていたのですが、

これ(↓)。




古い。

ちょうどちびっこのための天文基礎プロブラムをやってましたが、

イギリスのちびっこは太陽は西から登ると思っているようです。

そして子午線。

言うまでもないと思いたいですが、私ではないです。
見知らぬ観光客と子午線

天気がいい日にプラプラ歩くにはうってつけでした。

帰りはclippers(高速船)で20分。速い。

2011/07/13

London Transport Museum

ちょっと前ですが交通博物館行ってきました。

ロンドンでは地下鉄のことを"underground"若しくは"tube"というのですが、これは実物を見ると納得します。

拾ってきた画像

もうキチキチ。トンネルが電車の大きさ+ちょっとの大きさ。

アクション映画とかちょっと無理。

そんなtubeの歴史を紐解いてくれる交通博物館は相当面白かったです。

一番J君とも盛り上がったのが"cut & cover"。

初期の路線は、単に土を掘り、終わったら土をかける、

という工法だったとのこと。原始的。

地下鉄なのに携帯の電波がたまに入るのはなんで? とか

地下鉄なのに雨が降ってる音がするのはどうして? という

今までの疑問が一掃。

浅いから

もしくは

土、かぶってなかったわ

Mansion House駅

つい、


土かけるの忘れちゃった??

などと考えてしまいますが、我々が使っているDistrict Lineは初期のラインで、まだ、蒸気機関車牽引だったので換気が必要という事情もあった模様。

時代を感じます。

蒸気機関車といえば信玄公旗掛松事件*ですが(そうかな)、今調べてみると1919年の判例だそうなのでロンドンの地下鉄はその随分前に既に開通していたことになります(1863年)。

ロンドン大空襲の時には防空壕として使用されたとのことです。

ロンドン大空襲といえば、先の大戦は私からすると意外なほど英国にも深い傷跡を残していることが様々なところで窺えます。

というわけで、今度は戦争博物館に行ってみようと思います。

*信玄公旗掛松事件 武田信玄が旗を立てかけたという松が蒸気機関車の煙などで枯れたことに基づいて松の所有者が国へ損害賠償請求をした事件。権利濫用法理に関する判例で民法初回の授業で必ず出現。懐かしい。

2011/07/08

santorini 4

Oiaのホテルへ移動。

Oiaの街にギリシャで一番美味しいピーチジュースを出すカフェがあるとのことで、探す事に。

この日は風もなくひたすらに暑い日。少しウロウロしただけで諦めそうになり

どこなのー

と立ち止まった三叉路、

目の前にありました。




のどはもうカラカラ、

今なら水だって美味しいだろうと思える私、メニューもそこそこに元気よく

「ピーチジュース頂けますか!」

「今日はピーチない。」

「・・・」

ピーチジュースが売りじゃないんかい



思ったも、

よく考えたら誰もそんなこと言ってなかったわ。

一方、J君が頼んだチョコレートなんとかはビックリするくらい美味しかったです。

私のしぶしぶ頼んだミックスジュースがミキサーにぽいぽいフルーツを放り込んだだけ作品だったのに対し(いや、美味しかったけど)、このチョコレートなんとかはわざわざ店主が出てきて真剣な面持ちでアイス、エスプレッソ、カルーア、ベイリーズ、生クリーム、ココアパウダーなどを

すごいこだわりで

足して作っていました。5分くらい作ってた。私のミックスジュース20秒くらい。

帝国ホテルのコーヒーより高かったですが、間違いなくおすすめです。


チョコレートなんとか
後ろで斜めになっているのは
失意の中ふてくされている私。相当焼けました。


その後、二日前に来たときに見たコッカスパニエル(茶色)をもう一度見ようと街を彷徨いましたが見つからず、またバギーを借りてドライブすることにしました。




Ammoydi Bay
上から





Ammoydi Bay
降りた

 名もない(あるかも)港
船の色がかわいい


夜はAmmoydi BayにあるTaverna Katinaでタコとロブスタースパゲティ。


 タコ(足)

ロブスター

スパゲティ


それなりに美味しかったけどちょっと高い。日本人には人気のようだけどおすすめとまではいえないかな。。なんだかんんだいっても、海産物は日本で食べる方が美味しいかな。調理の繊細さが圧倒的に違うような気がする。








サントリーニ、夢のような島でした。

おわり。

2011/07/06

santorini 3

サントリーニの観光といえば火山

だそうなので、

船に乗って火山に行こう!

と盛り上がりホテルの人におすすめの船を聞いたところ

暑いし疲れるし茶色い土があるだけだからおすすめしないわ

と言われ

暑いし疲れるし茶色い土があるだけならやめとこう

とあっさり予定変更。代わりにクルージングを紹介してもらいました。

火山観光に比べると若干お高いものの、まさにエーゲ海クルーズでとてもよかったです。

カタマラン(↓)に乗って

カタマラン

クルージング。

たまにシュノーケリング。

火山近くの温泉が湧いている場所で泳いで、

ランチ。





 火山+温泉ポイント
ところどころ暖かい

J君

大人になるって素晴らしい。


同乗者も我々を含めて6人と少人数のうえ、仕込みかと思う程にエーゲ海の似合うフランス人熟年カップルと気のいいオージーカップルで、フレンドリーに談笑しつつ、かといって騒々しいわけでもない絶妙な距離感でのクルージングでした。

同じ船でも違う便はちびっこを含めた総勢12人だったようなので、ラッキーだったともいえます。

海水は結構冷たいです。透明度も高くなく海の中も見るべきものはとくになさそうで、エーゲ海的には船の上でジリジリ焼いてクールダウンのためにちょっと泳ぐ、というのが正解の様子。

アランドロンの「太陽がいっぱい」を彷彿させますね。

初めてこの映画を観た時は若かったというか幼かったので、なんて退屈そうなんだと思っていましたが(船の上でごろごろするクルージングのシーンが)、大人になるとその贅沢さが分かりますね。単に色んなエネルギーが失われただけのような気もしますが。

そういえば、前回、ギリシャを訪ねたときもエーゲ海クルーズに参加しました。

1人で。

島を巡る1日クルーズだったので、今回のようなカタマランではなく、大きな客船できちんとした食事が楽しめるようなものでした。

私は1人参加だったので食事は申し込まなかったのですが、その日は海が荒れに荒れ食事どころではなさそうな模様。

放っておくとテーブルの上のグラスやお皿が全て落ちてしまうので、みんな一生懸命押さえながらなんとか食べようとちょっとしたコントのようになっていたのですが、そのうち食事自体がキャンセルになり、そうこうしている内に気分が悪くなる人が続出。

新婚旅行中と見受けられた日本人女性は、夫に早速そんな姿は見せられないと思ったのかなんなのか、クルーの静止も聞かず荒れ狂う海のデッキに走り出ようとして数人で取り押さえられていました(「死ぬぞ!!」とか言われてた)。

そんな様子を傍目で見ながらベテランらしき日本人添乗員さんが

「あら〜、今日はエーゲ海ならぬゲーゲ海ですね。」

などと言っていました。上手い。

1人でエーゲ海クルーズなどに乗るとそういうことしか覚えていないわけですが。

そんなことを思い出しながら、

この日はホテルのレストランでサンセットを見ながらディナー。









強風であっという間にお料理が冷めてしまったのには笑いましたが、なかなか美味しかったです。

まだ続く。

2011/07/03

santorini 2

朝もすがすがしい。





外であさごはん

例によってこれといってすることを決めていなかったので、とりあえず島巡りに。

当初こういう(↓)スケルトンなバギーを借りようとしたのですが、


お店の人にこのタイプは"not reliable"だからお勧めしないといって断られてしまいました。

not reliableって?? 

確かにどこのレンタカー屋さんでも貸している割に、全く乗っている人を見ないこのタイプ。

何か最近大変な事故があったに違いない、という結論に。

そこで無難にこういうの(↓)にしました。

こういうの

一人で乗っていますが基本J君の運転で2人乗り。

私も運転しましたが、慣れるまで結構怖い。4輪だからか体重移動では方向が変わらないため心理的になかなかハンドルを切れないのです。

壁に向かってみきまっしぐら

みたいな場面が幾度かありました。

そんな一人チキンレースを繰り広げる私を、後ろで何も言わず見守るJ君は

もはや禅僧のようでありました。

 そんなJ君

最北端の街Oiaに。Firaに比べると洗練された街で、紺碧と白の街です。









風車があるあたりに砦の跡があり夕日の名所
200人近く集まるらしい

再度、バギーに乗ってFiraへ。

Naoussa Tavernaで遅いランチ。

Trip Advisorなどでひたすら評判がよいので行ってみました。

タコをスターターにムサカ、スブラキを。確かに美味しい。特にスブラキについていたジャジキ(ヨーグルト+キュウリ+にんにく)が絶品。忘れられない味でした。

そういえば、ギリシャのタコは一度干したものをマリネにしたり焼いたりするそうで、どんな食べ方をしても薫製の味がします。ビールに合う。


Souvlaki

サービスで白ワインを頂いたのですが、これが自家製のようでスルスル飲める上悪酔いもせず、すっかり2人ともご機嫌になりとりとめもない話をしていたら

デザートワインとフルーツまで出してくれました。

Trip Advisor上位の秘密を知ったような気もしますが、実際デザートワインもホントに美味しかったのでサントリーニに行く人がいたら多分勧めてしまうお店でした。

その後、酔い覚ましに散歩をしていたらロバに遭遇。サントリーニ、ロバも有名だそうです。

実際見るまでは乗ってみる?という話もあったのですが、ロバの目があまりに深い悲しみをたたえておりとてもではないけれど乗る気になれない感じでした。ケアンズのコアラの荒んだ目を思い出しました(あそこはナポレオンフィッシュの目すら荒んでた)。





そしてこの日もまた素晴らしい夕日だったのでした。













更に続く。