ロンドンでは地下鉄のことを"underground"若しくは"tube"というのですが、これは実物を見ると納得します。
拾ってきた画像
アクション映画とかちょっと無理。
そんなtubeの歴史を紐解いてくれる交通博物館は相当面白かったです。
一番J君とも盛り上がったのが"cut & cover"。
初期の路線は、単に土を掘り、終わったら土をかける、
という工法だったとのこと。原始的。
地下鉄なのに携帯の電波がたまに入るのはなんで? とか
地下鉄なのに雨が降ってる音がするのはどうして? という
今までの疑問が一掃。
浅いから
もしくは
土、かぶってなかったわ
Mansion House駅
つい、
土かけるの忘れちゃった??
などと考えてしまいますが、我々が使っているDistrict Lineは初期のラインで、まだ、蒸気機関車牽引だったので換気が必要という事情もあった模様。
時代を感じます。
蒸気機関車といえば信玄公旗掛松事件*ですが(そうかな)、今調べてみると1919年の判例だそうなのでロンドンの地下鉄はその随分前に既に開通していたことになります(1863年)。
ロンドン大空襲の時には防空壕として使用されたとのことです。
ロンドン大空襲といえば、先の大戦は私からすると意外なほど英国にも深い傷跡を残していることが様々なところで窺えます。
というわけで、今度は戦争博物館に行ってみようと思います。
*信玄公旗掛松事件 武田信玄が旗を立てかけたという松が蒸気機関車の煙などで枯れたことに基づいて松の所有者が国へ損害賠償請求をした事件。権利濫用法理に関する判例で民法初回の授業で必ず出現。懐かしい。