ずっと観たかった
オペラ座の怪人を観てきました。
映画版は最初に公開されて以来何度観たかわかりません。
映画がとてもよいので、ミュージカル版を観たらがっかりするかもしれないな、とも思っていました
が、
すごくよかったです、ミュージカル。
なんといっても、ファントム。
最初、外人にしては
あんこ型の体型を見て若干の不安を覚えましたが、歌い始めてからはむしろ
映画版ファントムがやさ男に思えるほどの説得力と存在感でした。
特に最終幕へ向けてのパフォーマンスは圧巻で、ファントムの狂気と孤独がひしと伝わり切なさにすっかり心打たれてしまいました。
映画版の批評ではファントム役のジェラルドバトラーが
「ミートローフが歌っているようだ」との酷評を受けたようですが(具体的なイメージは分かりかねますが)、
このレベル感のファントムと比べるなら
やむなしかもしれません。
セットなどの華やかさではやはり映画にはかないませんが、
シャンデリアが落ちてきたり、ファントムが意外なところから出てきたり
という演出はミュージカルならではといえ
それなりに臨場感もあります(席はRoyal Circleがおすすめ)。
劇中のMasqueradeという曲は結婚式でも使った想い出の曲でもあり、
何かと思い入れの強い作品のため
ロンドン滞在中に行けるだけ行っておきたいと思います。