試験勉強を始めた時はまだ冬でした。
その後、
冬が終わり春が来て、
夏を迎えるのかと思いきや
既に初秋の雰囲気が漂うロンドンですが、
ようやく試験が終わりました。
一言で言うなら
長いわ!
手応えとしては3勝1敗2引き分け?
この1敗が結構怖い1敗です。
問題文を読んだ瞬間、配り間違えたのかと表紙を確認したほどに
これ何の話?
折しもその日は大荒れの天気、
窓を打つ雨音を聞きながら
震える指先で(緊張すると簡単に震える)
問題文を再度確認。
どうにか書けそうな問題を選択したも
時は既に45分経過(全体で2時間15分)。
時計を確認した瞬間、
空に稲妻が走ったときには、
コントかと思いました。
試験終了後も
あれはああ書けばよかったのでは、とか、こう書けばよかったのでは
というフラッシュバックに悩まされましたが、
中国人クラスメイトとの話し合いで
あのドイツ人顔はいいけど性格が歪んでるから仕方ない
(あのドイツ人=講師)
という結論に至ってからは、そういえばそうだったと何故か落ち着きを取り戻しました。
このドイツ人講師、
すごい皮肉屋のうえ差別的な発言が多く、
特にフランス、中国はよくネタにされていました。
中国に至っては、とある国際法の条文に対する中国人律士の意見を紹介し、
「コミュニストがそんなこと言うなんて。ハハ、コミュニストなのに!」
といった具合で、
最前列にずらり並ぶアジアの人達はタイ人だと思ってるのかな?
と疑問に思わずにはおられませんでした。
かく言う私も、
国際法上の条文と日本の民法上の条文を比較するプレゼンの途中に、
「そうそう、ドイツと一緒だね。日本はドイツが長年大変な努力をして作り上げた法律を、なんの苦労をすることもなくそのまま採用したんだ。さすが日本人、効率的だ!」
と言われたことがありましたが、
しばし驚きの表情で見つめた後、小首をかしげながらスルーしたところ、
バツが悪そうにしていました。
打たれ弱い。
試験が終わって愉快痛快!
という話を書こうと思っていたら何故か
あのドイツ人ホンマムカつくわ話
になってしまいました。