行って来ました。初スペイン。
実はバルセロナ、今まで2回ホテルと飛行機予約して後は行くだけという状況から諸事情で行けなくなったという経緯があり、
すんなり行ける気がしないな
と弱気でした。
人間、
弱気だと悪い運気を呼び込みます。
案の定、
私、前日に花粉症を発症(J君ネトル茶を探す←花粉症に効く)
↓
朝6時に予約していたタクシーが遅れるとの連絡(J君怒りのキャンセル)
↓
私、搭乗直前に鼻血吹く(J君ウケる)
↓
ケアしている間に搭乗口閉まる(J君走る)
↓
荷物出てこない(J君キレる)
我々のカバンとほぼ同じタイプの他人のカバンがいつまでもグルグル回っています。
M「あーこれは間違って持って行っちゃったかもね。。」
J「代わりにこの荷物持っていって中見て連絡して持ってこさせるか」
うん、その選択肢は予想外。
キレまくるJ君をなだめ係員に申告。
カバンの持ち主の個人情報よこせ
とのJ君の要求もすげなく却下され(当たり前)、出てきたら連絡するとのこと。
そうは言っても、S君(留学生友達)の荷物は結局出てこなかったんだよね。。
と最近聞いた話を思い出し、旅の行方に暗澹たる気持ちになりながら底の抜けるようなバルセロナの青空の下に立った瞬間
フラグが立った。
ここから先事態は全て好転。目の覚めるような快進撃。
まずはホテルCasa Fuster
カタルーニャ音楽堂を建築したモデルニスモ建築家
Lluis Domènech i Montanerによる建築だそうです。借りてきた画像。
部屋自体はそれほど広くないけど、
ウォークインクローゼットの奥へシンクとバスタブ。
更にその奥へシャワースペースとバスルームは完璧。
アメニティーはLOEWE
建物はもとよりスタッフの対応もお部屋もアメニティーの充実度も(日本並)素晴らしいホテルでした(リネンは普通)。
今まで行ったホテルの中でも一番よかったかも。
あまりのホテルの素晴らしさにすっかりご機嫌になり
服がないなら買えばいいじゃない
とホテル近くのMax Maraで物色中、
ニモツミツカッタ。ホテルトドケル。
との連絡が。
そうとなればもう無問題。じゃ、ランチにタパスでも食べますか、と言いながら歩いていたら
ここ行ってみる?
J君のレーダーが何かを感知した模様。珍しく飛び込みで通りがかりのお店へ入ってみると
大勝利。
どれも美味しかったですが、特に私はトマト。pan con tomate(パンにトマト)用のトマトが絶品でした(基本的に前菜とかアミューズに心奪われるタイプです)。
パエーリャ頼んだらイカスミだったので失敗したかと思いきや(私苦手)、これも全然臭みがなくて美味しかった。
イカスミパエーリャ
イカやわらかい
後で調べたら星持ちシェフプロデュースのバルだったそうです。全然期待していなかっただけにホントに美味しく頂きました。
その後、地下鉄に乗ってサクラダファミリア。
地下鉄では、チケットを買おうとしていたら物乞い風の若者がすごい早口で
シングルトリップだと一人2ユーロ、往復して二人だと4回乗るから8ユーロ。でも、10回券だと9.25ユーロなんだ。お得だろ?しかも1枚で何人でも使えるしバスでも使えるんだ。シングルトリップで10回乗ったら20ユーロなのに9.25ユーロなんだよ、お得だろ?でも、どうするかは君たちの自由。じゃ!
と機械を操作しながら英語で教えてくれました。
あまりのテンションの高さと物乞い風の容貌に意図を図りかねていたら他のチケットを買っている人のところへ行って今度はフランス語で説明していました。
おそらく
観光客にお得な10回券を紹介しておつりの0.75ユーロをくれたらいいな
ということなんだと思うのですが、その語学力他に使い道があるだろう、と思いました。バルセロナの物乞い、ポテンシャルが高すぎる。
その後、サクラダファミリアを外から見てまた地下鉄でランブラス通り。
この辺りでバルセロナは日本人すごく多い、という印象に確信を持ちます。ロンドンなんかより全然多い。
更に、サンジョセップ市場。
関西弁の男の子二人が店ごとに
値段比較をしながら生ハムを物色していました。
全然関係ないけど
関西弁の男の子がライバル役に設定されがちなのはなんでなのかしら
(例 服部平次、堺一馬)とふと思いました。
生ハム購入。
ずっと噛んでいたい。
夜はCal Pep。昔はローカルに人気だったのが今は観光客に大人気らしいバル。
どんなに人気が出ても味が崩れない、バルセロナで一番のタパス、伝説のバル、感動して咽び泣いた、などブログでの評判がすごく高かったので(一部脚色)、すごく期待してしまってました。
これダメ。ダメパターン。
昼のバルより美味しかったと思いますが、目の前で作ってくれるので熱々ですが、
うーん、そんなに???
各方面で強くオススメされていたあさりもシーフドフライも食べたけど、
作り立ては美味しいよね☆
の域を超えている気はしませんでした。というか、素材勝負な料理についてはこれはもう我々JPですからね、やむを得ないのかもしれません。
でも、トルティーヤはすごくすごく美味しかった。外ふんわり卵、中は卵、ジャガイモ、タマネギ、チョリソーがトロッと一体化。上にはガーリックマヨネーズ。
J君が発音してみたかっただけの
クレマカタラナ
クリームブリュレです。
クリームブリュレです。
続く。