2011/12/31

The Lion King

ライオンキング

観てきました。

とにかく舞台装置と衣装がすごい。今まで観たミュージカルの中でもダントツでお金がかかっていそうです。


特にオープニングのシーンが圧巻。


ジャングル大帝なストーリーや役柄はさておいて、舞台装置と衣装を観ただけでも十分行ってよかったです。

歌は全体的にそんなにすごく印象的という感じではないですが(主役があんまり)、呪術師役の黒人女性は黒人女性独特のソウルフルな歌声で心震える感じでした。

踊り手も9割方黒人で、手足が長くバネがあり、しなるように踊っているのを見るとクラッシックバレエなどの繊細な踊りとはまた違う爽快感があります。

客席からの歓声は他のミュージカルにはない盛り上がりで、スタンディングオベーションもないのにあの歓声はちょっとホント?という疑惑もなくはないのですが、性格悪い人みたいなのでそれは内緒。

でも、ロンドンで一つだけミュージカル見たいんだーという家族連れには絶対にライオンキングをお勧めすると思います。ちびっこは熱出しちゃうくらい興奮するんじゃないかなー。

ところで、Pre theatreにはSavoy HotelにあるSavoy Grillに行って来ました。肉々しい肉が好きな人にはオススメ。

  Lyceum Theatre



 全然関係ないけど劇場裏にある電気自動車用の路上駐車場
でも電気自動車が走ってるの見たことない

充電するために何かを差し込むらしい
ここだけ近未来な感じ

 Embankment

EmbankmentからのLondon Eye
今日は花火です。



良いお年を。

2011/12/29

Seaford+Brighton

A君がロンドンに遊びにきたので

Seaford/Brightonへ行ってきました。

今年のイギリスは去年とはうってかわって温かな毎日が続いています。なので、Seafordもすごい強風だったも、とても過ごしやすかったです。12,3度くらい?

Seafordはゴルフ場も併設していて犬の散歩などを兼ねたローカルがゆるい感じでゴルフしています。打つ必要ないだろうと思われるくらい急斜面もあり、面白そう。



 奥に見えるのがSeven Sisters。

真っ白な崖が切り立ちます。

崖に立つはA君。相当な強風なので見てるだけでも怖い。
A君「2時間ドラマで自白を迫られそうな場所ですね」
J君「それもう完全に違法だよね」


Teeing Ground 
ここから打ち下ろすそうです。
へっぴり腰で手に持つのはミトン。


Brightonはイギリス有数の避暑地だそうで南仏をイメージして作ったんだろうなー、という感じが明確にします。海岸線沿いに広い遊歩道があって雰囲気のある街灯が続き、ホテルと別荘が並びます。

そのため海岸線は割といい雰囲気ですが、やはり海が暗い。地中海のように深緑ではなく、ただ暗く、重く、見た感じの質感も重油のようです。それでいて波が高いので、なかなか憂鬱な雰囲気です。すごく波が高いのにおよそサーフィンやヨットで遊んでいる人が見られないのも納得。波間に浮かんでたら要救助者だと思ってしまうことでしょう。


 遊歩道だけで3段に




 観覧車(また)から


オリンパスの会計的問題点からてんかんの外科的治療法まで幅広い知識を誇るA君とのドライブはすごく楽しかったです。

新たにカート好きだということも発覚し、J君とのボンドもますます強くなった模様。カート好きが高じてヘルメットやつなぎなどを買っている人に出会ったのはこちらに来て二人目。そんなにメジャーな遊びなのかな。。

帰りはサウケンでごはん。


Natural History Museumのスケートリンク

2011/12/26

Christmas+Boxing Day

イギリスのクリスマスは

25日がメインでこの日は何も機能していません。

地下鉄もバスも止まり、お店というお店も全て閉まっています。

開いているのは教会とレバニーズレストランくらい。

台風と聞けば傘も持たずに外に出ようとする私とJ君。こんなイベント感のある日にお散歩をしない手はありません(去年もしたけど)。


 HighStreet Kensingtonへの道。ガラガラ。


 High Street Kensington
普段は人で一杯です。マックだって休み。


 地下鉄駅付近も誰もいない。


 なぜなら全く動いてないから。


駅の向かいにあるSt.Mary Abbots 教会
近くですが入ったことありませんでした。




 趣きのある回廊を抜けると


 正面へ


 雰囲気がありすぎで事件が起きそうです。


 内部


 ステンドグラスが美しい。


 クリスマスのおミサをやっていました。

アイザック・ニュートンが信徒だったそうで、故ダイアナ妃も訪れていたそうです。

ダイアナ妃が住んでいたケンジントンパレスはすぐ隣のため、このHigh Street Kensingtonはダイアナ妃行きつけのお店が多かったようです。ここにあるマックやM&Sのフードコートにもよくいたそうで、意外に普通にウロウロしてたんですね。

教会に行った後、

どこかでコーヒーが飲めないかなー

と言っていたら普通にいつも行っているConcertoが開いていました。

しかし驚きのホリデープライス。

いつも飲んでいるホットチョコレート2.99ポンドが5.99ポンドに。軽食のTagliatelle al Pesto8.95ポンドに至っては17.99ポンドに。

すべてのお店が休んでいる中、一人勝ちをあてこんでの強気プライシング。うっかりクリスマスにロンドンに来てしまった観光客を丸呑みです。


ホリデープライスメニュー
チェーン店とは思えない値段設定です。

26日は待ちに待ったBoxing Day。今日からオフィシャルにセール開始です。

まずはSelfridge。去年、中国人留学生に聞いたところによると、朝4時位から並ぶそうです。。

30%~60%オフくらいとあって、普段のSelfridgeには見られない客層で埋め尽くされています。3割くらいは中国人+その他アジア人かな。2割くらい黒人。あとは、インド人、アラブ人、東ヨーロッパ人等々。イギリス人もどこかにはいるでしょう、という感じ。

お目当てのLouboutinは入場制限をしていて「30分後に戻って来い」と言われたので、30分後に戻ったら、同じく30分後に戻って来いと言われた人たちで溢れかえりカオス。怒号とか飛んでた。なので諦めました。人が多いところは苦手。

その後、Bond Streetを歩いて(Gucci, Prada, miumiu, Vuitton, Zegna, D&G, などが開いていましたがセールをやっているかは不明。去年はやってなかったところも結構あった記憶。これらはアウトレットが充実してるのであまりセール熱に浮かされないのでした。)、

紳士の街、Jermyn Street。主だった靴屋さんはまだ開いていませんでしたが、J君御用達のお店はセール中。戦果をあげていました。

明日はHarrods, Ferragamoなどを攻める予定。


 Selfridge前

2011/12/16

Graduation Ceremonies

無事

卒業できました。

ようやくマスター取得です。

というわけで

先日卒業式だったのですが、

前々日から風邪気味で、

そのうえ、

前々日は仲良くしていた日本人の男の子のお別れ会、

前日はFBで再会を果たした17年ぶりの友達とのご飯、

と外せないイベントが続き風邪は悪化の一途を辿り、

近年ない調子の悪さで卒業式の日を迎えてしまいました。

式の最中に倒れたりしたら最悪

と断念することも考えましたが、

推薦状を書いてくれた研修所の教官から

無事卒業できた暁には是非卒業式の写真を送ってください、

とも言われていたし、せっかくだし、

ということで無理矢理出てきました。

式自体は、ガウンを着て壇上に上がって学長と握手して、ということで米国の高校の卒業式とほぼ同じ感じでした。

違うのはガウンがレンタルで(なぜか国外持ち出し禁止とか書いてある)、その割には高かった(50ポンド弱)ことかな。

このEde and Ravenscroftというお店は
伝統的にガウンなどを作っているようで
裁判官や弁護士のガウンやウィッグも作っています。

米国ではガウンは帽子とセットで10ドル位で買ったんだったと思います。高校だったからかもしれないし、私が行っていた高校の問題かもしれませんが。

ちなみに大学の卒業式の時の袴はレンタルで2万円位だったかな。。それに比べると安いかな。

何にしてもこれが最後の卒業式です(多分)。

授業が終わってから9ヶ月が経過しているうえ、既に帰国しており来ていない人も多いためあまり感慨深くないのが残念ですね。

研修所の実務修習が終わったときの方がよほど感慨深かったです。



2011/12/09

onion

カレー

といえばタイカレーだった私ですが(簡単だから)、

主婦なので我が家のジャパンカレーを作らねば

ということで

まずはあめ色タマネギに挑戦です。

これ、言うが易しで結構大変でした。

最初の数回は、

弱火で50分炒め続けてあまりの変化のなさに眠くなったり、

逆に20分くらいで焦げ付いて続行不能になったりで、

大体あめ色のあめって何あめ?


べっこう飴?


昭和?

と半ばキレ気味でしたが、

多めに作る、

先にレンジにかける、

炒めるというよりは蒸す、

などの助言を得て(クックパッド先生から)、

苦節6週間

遂にやりました。あめ色タマネギの完成です。

いえ、実物はちゃんとあめ色なんです

苦労の甲斐あって、カレーは好評でした(J君に)。甘みがよい感じ。

無心でタマネギを炒めているうちに

小学生の時のある出来事を思い出しました。

音楽の教師が突然

「人が一生懸命作った料理が美味しくなかったとしても、おいしいって言える人ー?」

と生徒に挙手させたのですが、

おそらくその押し付けがましい聞き方と日頃の不人気により

多くの生徒が挙手しなかったところ、

全員が挙手するまで今日の授業は終われない

と教師が泣き出してしまったことがありました。

当時は全く理解不能で、病気なのかな?などと思ったものでしたが、

今から思えば、前日に何かあったのかもしれません。

まあ、それでもちょっと病的だとは思いますが。

ちなみに最後まで挙手しなかった私と山岡君はその後「思いやり」というテーマで作文を書かされました。

少しでも音楽教師の溜飲が下がったことを祈るばかりです。

2011/12/03

Asian Girls

唐突ですが、

イギリス人女性は魅力的ではない

という俗説があります。

これは様々なエッセイや小説などで度々指摘されていますが、実際に各国留学生(含む日本人)からもよく聞かれます。

個人的に思うに、一般的に大柄(平均体型:161cm、70kg)であることに加え、無愛想でシニカルなことが原因なんじゃないでしょうか。

もっとも、アッパークラスな人々は男女問わずやせていて造形が整っている印象なのでクラスと外見には相関関係があったりするのかもしれません。

一方、

アジア人女性はよくもてる

あまり成功していない白人に

という俗説もあります。

後藤久美子や道端ジェシカの例の下、そんなことはないとも思いたいところですが、あんなトップティアの話をしても仕方が無いので実生活を振り返ると、

そうかもしれないなー

と思ったりします。単に私の実力不足かもしれません。

そういえば、

近所のwaitroseのキャッシャーに

「エリっていう前の彼女にそっくりだ!」

と言われたことがあったのですが、そのすぐ後に、最寄り駅をいつもウロウロしている不審な男(アジア人女性を見ると声をかけてる)に、

「日本人でしょ?俺の前の彼女もエリっていう日本人だった。」

と言われました。

エリ、全く知らない人ですが、

付き合う相手はもうちょっと選んだ方がいいのでは

と思ったものでした。

ロンドンはクリスマスシーズンです。


Selfridge

M&S

Winter Wonderland





2011/11/30

The Phantom of the Opera 2

オペラ座の怪人

また観てきました。

ちょうど去年の今頃観てまた必ず観ようと思っていたのを

ようやく叶えた形です(ちょっと忘れてた)。

ファントムは前回同様John Owen-Jones。あんこ型の彼です。

オーウェンは前回同様文句無しに素晴らしく、最初の地下のシーンやラストのドンファンのシーンではその歌声に感極まってすっかり没頭してしまいました。

この歳になると、現実世界を忘れてしまうほどに気持ちを持って行かれる経験というのは本当に貴重ですね。思わずちょっと感謝の気持ちが生まれてしまう程です。

また今回のクリスティーン(Sofia Escobar)は、予想をはるかに超えてよかったです。

前回のクリスティーンはイマイチ印象に残りませんでしたが、今回は情感たっぷりに歌い上げるタイプで演歌のようでした(ほめてる)。

Raul役はミュージカルのものまねをしている人のようでしたが、私は映画の頃からファントム派なのでラウルがいまいちでも全然無問題。






オペラ座の怪人は今年25周年でRoyal Albert Hallで記念公演があったそうです。こんなに近くに住んでいてこれをミスったのは痛恨ですが、仕方がないのでDVDを購入。

25周年といえばドラクエも25周年だそうで、日本ではスライム肉まんが話題を呼んでいるそうで

25年前にはまさか25年経ってなおドラクエの話をしているとは夢にも思わなかったですが、この調子だと25年後にも、

まるかつはやつはりせかいいちだつたのだよ

はチートのはしりだった、とか言ってそうです。

2011/11/29

oxford

先週末は

オックスフォード

行ってきました。

近くにあるアウトレットには数限りなく行っているにも関わらず、一度も訪れたことがありませんでした(あんまり興味がなかった)。

まあ、そういうものですね。

10年京都に住んでその内4年は徒歩10分圏内に住んでいましたが銀閣寺は未だに見た事がありません。

(銀閣寺への道を外人に聞かれた際「銀じゃないけど。」と教えてガッカリされたことはありますが。)

オックスフォードでは先日法曹会で知り合った留学生のA君に色々案内してもらいました。

色々興味深い場所に連れて行ってくれたうえ、ガイドまでしてくれて思いのほか充実した観光になりました。














中でも私のお気に入りの話は、試験中のカーネーション。

オックスフォードではスーツを着てガウンを羽織って試験を受けるとのことですが、その際、学校より渡されるカーネーションを受験票代わりに胸にさすそうです。最初は赤いカーネーション。日を追うごとに色が薄くなって行って最終日は白いカーネーション。そして白いカーネーションをさした受験生は試験後一つの決まった門から外へ出るそうです。そうすると、門の外には人々が待っていて試験の終わりを祝福してくれるそうです。

THE英国留学、ですね。

イギリスに留学してみたい!、と思わせるエピソードです(していたわけですが)。

ちなみにA君は同業で我々の業界で考えうる最高学府を最短距離で渡り歩いている人ですが、ほとんど同じ経歴の双子の弟がいるそうです。遺伝子って恐ろしいですね。

また、とても気のいい人でもありました。車好き、自転車好き、カメラ好き、と非常に友人に紹介しやすい人でもあるので、東京に戻ったらまたご紹介したいと思います。

帰りにはやはりアウトレットへ。

私はRLのduvetカバーを、J君はHacketでジャケットを買っていました。アウトレット価格から更に30%引きで。

英国ブランドは男性ものの方が圧倒的に充実してるような気がするなー。。

2011/11/24

Back in London2

久しぶりの友人達に会ったり、髪切ったり、健康診断行ったり、初漢方処方してもらったり(これ結構オモシロ体験だった)、船舶免許取ったり、韓国行ったり、

盛りだくさんだったジャパンを終え、

ロンドンに帰ってきました。

前回帰ってきたときもそうですが、ヒースローについて雑踏にまぎれると、

あー、帰ってきた

とホッとします。

日本の方がキレイだし、ご飯も美味しいし、接客が丁寧だし、いい人も多いし、どう考えても日本の方が住み良いのですが、

何言ってるかさっぱりわかんないインド人や、目だけ爛々としてるアラブ人や、堅太りのイギリス人労働者に囲まれて、前の人が残したコーヒーを端によせて(自分で片付ける習慣がない)ホットチョコレートを飲んでいると、

変な安堵感があります。

他人との境界線がハッキリするからかな。

数ヶ月後には本帰国なのにこんなに肌馴染んでどうするんだろう、という感じ。

ロンドンは着々と冬に近づいています。

Hyde Park

 Royal Albertさん

 St. James's Park(バッキンガム宮殿がある公園)



 M&M's World
思いのほかすごく楽しい





 Abbey Road的な