2012/02/23

End of Shufu Days

当初

暇すぎて魂が抜けるのでは

と危惧していた主婦生活ですが

完全に杞憂でした

ありがとうございます。

家でフガフガ好きなことをやっていれば1日なんてホントにあっという間。

BBCドキュメンタリー観ながら手元の持ち歩き用PCで新聞読んでヨガやって、その間母艦PCにi-Tunesで映画レンタルして、さてお掃除でもするかと思いながらアップルTVでその映画観て、そのままシーズン購入してるドラマ観ながらPC片手にいつものサイトを読みつつメール書いて、さてお洗濯でもするかと思いながらi-Padでマンガ読んでたまにゲームして、夕飯何にしようかなとクックパッドでレシピ探そうとしたらTop Gear始まって

アルファロメオの顔がウォーズマンに似てるとは思うのは私だけなのかしら、と思っていたら

J君から帰りますコール。

「えぇ、もう?」

との暴言も飛び出そうというものです。

主婦生活思いの外楽しかったです。

心から満喫しました。

しかし、楽しいことには必ず終わりがやってきます。

遠足は家に帰るまでが遠足です(関係ない)。

今日からしばらく母が来て観光、その後一つ二つ旅行に行って、引越しに追われて、帰国となるので

楽しかった主婦生活も実質今日でお終いです。

さようなら、クックパッド(ダメ)、

さようなら、パン教室(行ってない)。

日本に帰ればまた仕事の日々ですが、

なんだかんだ言ってもやはりそれが一番肌にあっているような気もします。

2012/02/21

The Manor House Hotel

今週末は

バースへ行った後、マナーハウスへ泊まりました。

バースは、ローマ人が浴場を作っていた街として有名です(Roman Bathは世界遺産)。

日本人としては温泉といえば少人数でひっそり入っていい湯ダナーっていうイメージですが、

さすがローマ人裸でも威風堂々(?)、一大社交場だったそうです。

湯につかるというよりは
立って話したり泳いだりしていた模様

でも、確か熊野にあった千人温泉は千人入れるっていう触れ込みじゃなかったかな、千人も入れば社交場といえなくも。。

と思って調べたら仙人温泉でした。記憶って都合のいいように改ざんされるものですね。

この仙人温泉は川原を掘ると源泉が出てこれに川の水を引き入れて温度を調整しつつ入浴、という野趣溢れる感じが売りなのですが、

流れてる水相手に温度を調整とか土台まあ無理な話で、

70度台のめちゃめちゃに熱いお湯か、若干凍ってる川の水、10万円、7万円、5万円、運命の分かれ道!

みたいな(みたいなじゃない)選択肢を前に川原で水着のまま立ち尽くす(真冬、極寒、ビキニ)という目にあったのを昨日のことのように覚えています。

しかも公衆浴場だからか遠巻きに写真撮ってるカメ小みたいなのがいて、

ただ撮られるのも腹立たしいので

ロシアンフックの真似したりして、、若いって恐ろしい。。

(イゴール・ボブチャンチンが全盛だった頃ですね。なつかしい。)

ちなみに熊野といえば、那智勝浦にあったらくだの湯というのは今まで行った温泉の中でも一番印象的でした。

船でポコポコ5分位行くと、露天風呂のある小島があって、眼前に広がる海とらくだの形をした岩を楽しみながら湯に浸かり、夕日が沈むのを見ることができます。日が沈むと松明が灯されてそれもまたいい感じ。

天気はいいし、海の幸も美味しいし、世界遺産もあるし、熊野は割と穴場だと思います。

どうしてバースに行って紀伊半島の話を大展開するのか

私もホント不思議です。


 バースははちみつ色のレンガを使った建物が並ぶ
とても美しい街でもあるのです。

上の写真を撮るJ君

The Circle

Royal Crescent
J君ご自慢の神レンズが火を吹きます

さて、

マナーハウスとは、

「中世ヨーロッパにおける荘園(マナー)において、貴族やジェントリに属する地主が建設した邸宅」(wikipedia) 

で、カントリーハウスよりは下級に位置する貴族が所有する邸宅だそうなのですが、

カントリーハウス同様、貴族の凋落とともにいまや多くが解体又は売却され、売却されたものの中にはホテルやゴルフコースになっているものもあります。

そんなマナーハウスの一つ、その名もThe Manor House Hotelへ行ってきました。

Castle Combeというコッツウォルズらしい町並みを進むと


登場。


3エーカーあるそうです。



邸内はおそらく昔のままの雰囲気で割とアットホーム。



お部屋は十分モダナイズされていて快適でした。寒さ対策かリネンは重め。


時間もあるしお茶でも、といって頼んだクリームティー。スコーンが絶品。今まで食べたスコーンの中で一番美味しいスコーンでした。

全然知りませんでしたが
UK Tea CouncilのTop Tea Placesに選ばれているようです

ディナーもとても美味しくて納得の星付きでした。デザートはフォンダンがおすすめ。濃い。
ディナー後のお茶もダイニングルームから出て頂けて、住んでる風で落ち着きます。


満天の星空も素晴らしければ、朝ご飯もすごく美味しかったです。

週末ロンドンを離れて、特に何をするでもなく田舎道を散歩して美味しいものを食べて暖炉のそばでゆっくりぼんやりする

もはやリタイヤ?

という側面も否定できませんが、たまの週末の過ごし方としては最上だと思います。

このままこっちで暮らさない理由が見当たらない

最近のJ君と私の口癖です。

2012/02/15

Valentine

Happy Valentine

というわけで

バレンタインでした。

こちらのバレンタインは米国と同様(というか世界中そうだと思いますけど)、

男性から女性へ愛を伝えるイベントなので、

街にはバラやシャンパン、ケーキやテディベアを持った男の人がウロウロするという微笑ましい光景が広がります。

そんな中、スタバで隣に立ってた同僚風の男女二人。男の人はジョシュデュアメル似。

女「今夜は何か特別な予定があるの?」

男「いや特にないんだ。でも、◯◯(←聞きとれなかった)やらないと。」

女「それ終わったら飲みにいかない?」

男「え?うーん、あー、◯◯、まだまだかかりそうでね。今週中には仕上げないといけないんだけど、今週結構忙しくてさ。金曜は(なんとか)があるし、明日は(なんとか)があるし。ほら、君も知ってるように、ケビンが・・・」

女「何時にする?」

かぶせたー!!

かぶせて押し切ったー!

予想だにしない強引さにビックリです。

男性も狼狽を隠せない様子でしたが、がっぷり四つから寄り切られ(いえ、体型は関係ありません)、8時にWaterstone's(本屋)で待ち合わせと相成っていました。

強い。

つよいわ〜。

大英帝国の底力を見た気がしますね。こんなうすらぼんやりした人たちがどうやってあんな侵略大国を築いたのかと思ってましたけどなかなかどうして(暴言)。

日本人女子も肉食を名乗るならこの辺りの境地まで辿り着かないとですね。

以上、バレンタインちょっといい話でした。

2012/02/14

party

最近の私の1日といえば、

J君を見送って、

新聞読んでメールチェックして、

ヨガやって、

天気がよければ外出して、

曇りならば映画観て、

夕飯の準備。

というハメハメハ大王の家族もビックリの主婦生活を心から満喫しているわけですが、

人間、低い方にはあっという間に順応していきますね

先日、知人のリービングパーティーがあったのですが、

身支度をしている最中、

家でゆっくりジョジョでも読みたいな。。

と、もう既にパーティーですらちょっとメンドクサイという驚愕の事実。

いえ、行けばもちろん楽しいのですが、家を出るまでの気の重さたるや

パーティーいかなあかんねん

などとつぶやきバスローブのままMr. Baterを見ること30分。

完全に逃避行動です。

よくないですね。

「とっつきにくい人」と言われて久しいですが、

せめて社会の輪の中にくらい身を置いておかないと。

それにしてもジョジョの第4章は珠玉。

岸部露伴なんてキャラが立ちすぎててスピンオフ作品ができるのも納得です。あれは荒木飛呂彦本人がモデルだというのが通説だそうですが、そんなわかりやすいことはなかろうと思っていたら25年前と全く同じ顔した作者がインタビューで否定していました。あまりの変わらなさにむしろあのマンガノンフィクションなんじゃないかという疑惑すら生まれますね。

こういうことを言っていると違う社会の輪に入ってしまうのではないかと危惧されるわけですが。

2012/02/08

mote

英国とは何の関係もない話で恐縮ですが

知人の男性弁護士がこの度結婚することになりました。

彼は、ことあるごとに

弁護士はモテるっていうけどあんなの嘘だよ

とため息混じりにもらしていたのでモテへの旅路が終わって何よりです(終わらないのかな。。)。

ところで、この弁護士モテる説に異議を唱える男性弁護士は結構います。

中には、俺弁護士モッテモテ人生を謳歌しているひともいますが、割とおそらく少数派。

普通に人格者で常識を持ち合わせていて知的な話も出来つつくだけた話も出来るという世間的に見るとオールラウンダーのような人が結構

弁護士になる前と後で別に変化ない

とのこと。

これは、

単に上場していないから時価がよくわかってないのでは、

というのが私のひそかな見解です。

この業界、根は真面目、というのが基本仕様のためか、パーティーだとか合コンだとかの草狩場に積極的ではない人が結構多い印象です。そうすると、市場での自分の価値を知る事のないまま身近な人と結婚していったりするわけですね(言い切った)。

あとは、

傍目にはモテてる様に見えても、ある一定水準以上の女性からモテてるわけじゃないと

あれはモテてるって言わない

と思ってる人も結構いるようです。

まあ、

合コンで女の子達の歓心を買えればモテだと思っている人もいれば、

付き合ってると思わせてる女の子が複数いる状態がモテだと思っている人もいて、

モテの道は複雑怪奇ですね。

ところで、たまに女性弁護士にも

やっぱり、モテるんでしょう?

とお聞きになる人がいらっしゃいますが、

モテるわけないじゃん!

1日14時間PCと向き合ってお肌は乾燥、目の周りにはクマができ、あまりの疲労でコンタクトが自然に飛び出たかと思えば、ストレスで口角にチック発症、口を開けば

そこはビジネスマターですね。リスクが取れるならどうぞ。

などと言っている人と付き合いたいかっていう話ですよ。ええ。

完全に私個人の問題ですけれども。

2012/02/06

London London II

先週末は

初雪。

10度を超える日々が続く今年の冬でしたが、

先々週末辺りから徐々に寒くなり

遂に冬将軍到来です。

(NHKの天気予報で冬将軍が擬人化されていますが、最近のNHKの軟弱化はどうなんでしょうね。唯一の公共放送としてもっと毅然とした態度でもいいと思うのですが。ちなみに私の中の冬将軍は西田敏行です。)

中途半端感がたまらないNHK
いっそ劇画調にしてみてはどうでしょうね
生首とか持ってて、出てくる度子供泣き叫ぶみたいな(ダメ、絶対)

J君は雪を見ると

吹き荒れるがいい

とばかりにテンションが上がる人なのでもちろんハイドパークへお散歩へ行ってきました。

 ケンジントンパレス裏側
来年あたりからウィリアム王子夫妻が住むそうです。



半凍りの人工池。

ひととおり雪を堪能した後は、

外が雪だと落ち着いて家にいられるよね(なんででしょうね)

とか言いながらアップルクランブルを焼いて新しく仕入れたドラマをゴロゴロ観る平和な週末を過ごしました。

最近はお呼ばれとか観光だとかが続いていたのでゆっくりできてよかったです(いえ、私は常にゆっくりしてるんですが)。


 最近の観光より
今冬は快晴続き。ある意味異常気象ですね

そういえばWestminsterにも再度行って今度は無事入れました





J君の事務所パートナー宅にお呼ばれしたときの手土産
ワインなどが入ってるF&Mのhamperというものです。
プレゼント感が高くて好きです。もらったら置き場に困るけど。


2012/02/03

London London III

抗いがたいほどの快晴に

今日のサマセット・ハウスはどんなに綺麗だろう

と思い立ち

事務所の同僚(留学中)とのランチをセットして学校方面へ。

韓国料理を食べながら事務所の近況や業界の噂話に花を咲かせた後、

サマセット・ハウスでホットチョコレートを飲みながらテムズ川の流れに目を細めていると

サマセットハウスのテラスから見えるテムズ川
(逆光)

スケートリンクは終わった模様

 

ふと

そういえば私St.Paul入ったことない。

ということで行って来ました

St. Paul Cathedral

イギリス国教会の大聖堂です。

近すぎてドームがイマイチ見えませんが。
ドームがご自慢なんです。

正面から

ここにはWhispering Gallery (ささやきの回廊)というドーム型天井の内側をクルリと取り囲む回廊があるのですが、

これは32M離れた対角上の人のささやき声も聴こえるということだそうです。

内部からドームを見上げるとこういう感じで
この丸いところが回廊になってます。
もちろん拾った画像です。

回廊に上がるとこういう感じ。
やはり拾った画像です。

ガイドでこれを聞いたときは

それくらい静謐ということなんだろう

と思ってたんですが、これ、ホントに聴こえるんです。

約250段の階段を登って回廊に入った後、

よっこらしょ

と壁側に腰をかけていると

誰もいない隣の方から

Ciao!

と男の人のくぐもった声が聴こえます。

こ、怖っっっーーーーーーーーーー!!!!!

イギリス国教会の物の怪がチャオとはこれいかに

と後ろ(壁)を振り向いたりしていると、

遠く離れた向こうの方でにこやかに手を振っている人がいます。周囲には私しかいなかったので、

不気味すぎる。。

と思いながらも半笑いで手を振り返しました。

帰って調べると円型の壁を音波が伝うそうです

危うくここにきてまさかの宗教体験かと思うところでした(思わない)。

ところで、

St. Paulは故ダイアナ妃とチャールズ皇太子が結婚した場所としても有名なのですが、you tubeで動画を見ると、昨年のロイヤルウェディングとは随分雰囲気が違います。

なんというかすごく豪華。80年代という時代をいろんな意味で表している感じです。実際、昨年のロイヤルウェディングの予算はダイアナ妃の時の半分ということだし。

それにしてもイギリス人はロイヤルゴシップ好きです。皆、すごく詳しい。

ウィリアム王子の結婚の際も、

二人がセント・アンドリュースに通っていた頃、ケイトさんが「下着みたいな格好で」出ていたファッションショーでウィリアム王子が彼女を見初めて、でもやっぱり「ケイトがミドルクラスだから」一度別れて、その後ウィリアム王子には新恋人ができたけど、「ケイトがしつこく食い下がって」元に戻って、でもなかなかウィリアム王子の心が定まらず「ケイトはWaity Katie(待ちぼうけケイト)とか呼ばれてww」、最終的には「ケイトが30になるから」「クイーンに尻を蹴られて」「仕方なく」結婚することにした。

というような話を各地で散々見聞しました(講義の途中とか。ケイトさんには何故か意地悪目線な人が多い。嫉妬?)。王室を毛嫌いしてる人でもこれくらいのことは常識のように知っています。

なんなら

プリンセス・マサコはお元気なの?男の子が産めなくていじめられて大変なんでしょう?

と話をふってきた人もいて度肝を抜かれました。

日本では皇室の話は基本的にタブーだし、個人的には興味もないから皇室の内実はよく知らない

というと

せっかく税金払ってるのに!

とのことでした。

奥さん、英国人はティータイムの話題のために王室を維持しているそうですよ。

そういうスタンス嫌いじゃないですが。

まあそれにしても

会った事もない人によくそんなに関心が持てるものですな

とダイアナ妃のBBCインタビューを食い入るように見つめる私でありました。